まずは売却までの流れを理解しましょう

相続した不動産を手放したいけれど、何から始めていいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。そんなときに、手放し方の選択肢の1つである「売却」の流れや手続きを理解しておくことで、よりスムーズに取引を進めることができます。また、売却時に避けておくべき落とし穴や注意点もいくつかあります。
この記事では、相続した不動産を売却する際に知っておくべきポイントを、ステップごとに説明します。
もくじ
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まずは相続登記の確認から
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訳あり不動産の売却の流れ
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売却時の注意点
■ まずは相続登記の確認から
相続登記とは:故人から相続した不動産の名義を相続人名義に変更する手続きのこと
2024年から相続登記は義務化されており、名義変更が未完了だと売却が進められないため、まずはこの手続きを完了させることが重要です。相続人全員の確認や手続きが必要な場合もあるため、早めに進めておき、スムーズに売却にうつるための準備をしておきましょう。登記が完了した後に初めて、売却を本格的に進めることができます。
■ 訳あり不動産の売却の流れ
Step 1 :物件の状態を確認する
まずは、売却に関わるすべての要素を確認しましょう。相続名義の問題や共有名義、事故歴、建物の状態など、物件に関する情報をしっかり把握することが重要です。これにより、売却可能かどうかの判断や、後々のトラブルを防ぐための準備ができます。
Step 2 :専門業者に相談する
訳あり物件の場合、一般的な不動産業者よりも専門的な知識を持つ業者に相談することをお勧めします。無料で査定を受けることができ、物件の現状に合わせた売却方法を提案してくれる業者も多いです。まずは複数の業者に相談し、最適な方法を見つけましょう。
Step 3: 売却方法を決める
物件に最適な売却方法を選びます。仲介売却か、買取か、売却方法によって手続きの流れや期間が異なるため、自分の状況に合った方法を慎重に選ぶことが大切です。業者と相談しながら、売却方法を決定しましょう。
Step 4 :売買契約を結ぶ
売却方法が決まったら、実際に売買契約を結びます。この際、価格や条件、引き渡し日などを細かく確認し、合意を得た上で契約を締結します。契約書はしっかりと確認し、不明点があれば業者に確認しておくことが重要です。
Step 5 :代金を受け取り物件を引き渡す
最終的に代金を受け取った後、物件を引き渡します。名義変更や引き渡し手続きは、司法書士の立ち会いのもとで行うことが一般的です。この段階で必要な書類を整え、スムーズに手続きを進めましょう。