訳あり不動産をスムーズに売却する方法とは
～手順・注意点・高く売るコツを解説～

『訳あり物件を売りたいけど、なかなか売れない』・『そもそも誰が買ってくれるの？』といったお悩みを抱えている方は少なくありません。

事故物件や再建築不可物件、借地権付きの不動産など、【訳あり】とされる物件は通常よりも買い手が見つかりにくいのが現実です。

しかし、適切な方法とパートナーを見つけることができれば、訳あり物件でもスムーズに売却することが可能になります。

そこで今回は、『訳あり物件を売りたい』と考えている方に向けて、効果的な売却方法や注意点をわかりやすくご紹介していきます。

そのままの状態では買い手がつきにくい、または価値が下がりやすい特徴を持つ物件をいいます。

一般的には、下記のものが挙げられます。

・建物や土地に物理的な欠陥や不具合がある不動産

・騒音や悪臭、近隣トラブルが原因で住みにくいと感じられる不動産

・法律によって自由が制限されている不動産、法律に違反している不同　　産

・自殺や殺人、死亡事故、孤独死などがあった不動産

１，通常の不動産仲介会社に依頼する

地元の不動産会社や大手仲介業者に依頼する方法です。しかし、訳あり物件の販売には時間がかかってしまうので仲介業者も扱うのに消極的な場合があります。

２，訳あり物件専門の不動産会社に相談をする

事故物件や再建築不可などの不動産を専門に扱っている業者も存在します。これらの会社は独自の販売ルートを持っているので、訳あり物件の取引に慣れています。

３，不動産買取業者に直接販売する

『早く現金化したい』、『誰にも知られずに売りたい』という方は、直接買取がお勧めです。価格は相場より安くなってしまうことがありますが、早い時間で確実に資金が得られます。

１，状態を整える

内装外観をや清掃したり、最低限の修繕を行うことで、買主に好印象を与えることができます。また、空き家期間が長かった不動産は、雑草の除去や整理整頓も大切です。

２，『訳あり』内容は正直に伝える

事故物件や再建築不可など、買主に影響を与える内容のものは告知義務があります。情報を隠すと後々トラブルになる可能性があります。ですが、正直に伝えることで、信頼につながりスムーズな売買につながるケースもたくさんあります。

３，複数の専門業者に査定を依頼する

訳あり物件は業者によって査定額が大きく異なる場合がある為、複数の専門業者に相談し、比較することが大切になってきます。

・告知義務はしっかり果たす

過去に事故・事件があった場合は、『買主が購入判断に影響する情報』として告知する必要があります。隠して契約した場合、後に損害賠償を求められることもあります。

・契約不適合責任にも注意

売却後に『知らなかった問題があった』として、買主から責任を問われるケースがあります。訳あり物件こそ、専門家と連携して事前にリスクを洗い流すことが大切です。

・必要書類を事前に確認する

売買契約時に必要な書類(登記簿謄本・身分証明書・図面)などを揃えておくと手続きがスムーズに進みます。

Q．訳あり不動産は本当に売れるの？

A．はい、売れます。時間がかかる場合はありますが、専門業者を活用すればスムーズに進むことが多いです。

Q．事故物件は必ず告知しなきゃダメですか？

A．基本的には必要になりますが、事故・事件の内容によって判断が分かれるため専門家に相談することをお勧めします。

Q．売買価格はどれぐらい安くなるの？

A．物件の種類や立地によって異なりますが、相場の２～５割下がることもあります。ですが、買取やリノベーション目的で高く買う業者もいます。

訳あり物件の売買は通常の物件と比べて難しく、時間がかかる傾向にあります。ですが、専門家にサポートしてもらうことでスムーズかつ着実に売却へとすすめることができます。

お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。