住宅ローンの仕組み
～購入者必見！住宅ローンの基礎知識～

トラブルを減らすために

住宅ローンや金利の種類、返済方法や手続きの流れなど、住宅ローンの仕組みは複雑でわかりにくいですよね。とはいえ理解不足のままローンの借入をしてしまうと、思いもよらないトラブルが起きたり、返済破綻の恐れが出てきてしまうかもしれません。基礎知識だけでも軽くインプットしておくことで大きなトラブルも減り、プロから意見をもらう際に、より具体的な内容を理解しやすくなります。

住宅ローンとは、住まいの購入や改築のために金融機関から借りる融資のことをさします。

原則として、契約者や契約者の家族が居住する物件を購入、改築する際に活用できます。誰かに貸すための物件や別荘などの購入には利用できません。

不動産購入の際、一度に資金を全額用意することは難しいため、長期的に返済する形で住宅ローンを借り入れる方が大半です。

住宅ローンは、購入した物件を担保として、金融機関から融資を受け、借入額と利息の合計額を毎月返済していく仕組みです。

利息はお金を借りている期間に応じて増加していくため、より返済期間を短くすることで返済総額を最小限にできます。返済期間が長いほど、返済総額は増えるものの、毎月の家計負担を軽減できます。

１．民間融資

➡銀行や信用金庫、労働金庫などをはじめとする民間金融機関が提供している住宅ローン。提携ローンと非提携ローンの２種類がある

・提携ローン…不動産会社やハウスメーカーと提携関係にある金融機関が提供する住宅ローン

・非提携ローン…提携ローン以外の住宅ローン

２．公的融資

➡国や自治体などの公的機関が提供している住宅ローン。財形住宅融資と自治体融資の２種類がある

・財形住宅融資…勤務先の財形貯蓄制度で積み立てている人のみ利用できる融資制度で、５年ごとに金利の見直しがある

・自治体融資…都道府県や市町村が窓口になって行う融資制度で、自治体融資制度の有無や内容、利用要件は各自治体で異なる

３．協調融資(フラット３５)

➡住宅金融支援機構と民間金融機関が提携する住宅ローン。民間金融機関が窓口となって融資契約を結び、返済期間中の金利は一定だが、金融機関ごとの金利が異なる

金利とは、お金を借りた人が借りたお金に対して支払う利息の割合のことをさし、住宅ローン返済時に利息を計算する際に使われます。金利にはいくつかの種類があり、金融機関によって異なります。

・固定金利型…返済期間中金利が変わらない

・変動金利型…半年に１度金利の見直しがある

・固定金利期間選択型…選択した期間中、金利が固定される

・固定金利型

毎月の返済額が一定である為、返済計画を立てやすい

他の金利タイプと比べると、金利が高い

・変動金利型

他の金利タイプに比べて、金利が低い

契約者の返済負担を抑える「５年ルール」や「125％ルール」が適用される

借入時点では総返済額が確定しない為、返済計画を立てにくい

・固定金利期間選択型

固定金利期間中は返済額が確定できる為、ご自身のライフプランにあわせた返済が可能

固定期間終了後は金利タイプを選びなおさなければならない

・固定金利型…金利の変動が不安な方、安定したペースで返済したい方

・変動金利型…金利が上昇しても支払いや貯蓄に余裕があり、返済期間が短い、又は借入額が少ない方

・固定金利期間選択型…期間終了後に金利が上がり返済額が急激に上がる可能性もあるため、返済をしつつしっかりと貯金もできる方

不動産を購入する方・購入を検討している方には関係性の深い、でも意外と知らない「住宅ローン」についてご紹介いたしました。市民不動産管理組合は、北海道札幌市を中心に全国でお客様の安全・安心な不動産取引をお約束します。